「三文オペラ」 メッキの檻(おり)、閣下の上着、なっちのマイク

 メッキ・メッサー  三上博史 


黒い羽で覆われたカラスのようなつややかな羽織もの。

ムラサキの帽子。

黒地に赤と白と緑の色が入った全身花柄のハデハデなスリムスーツ。

インには真っ赤なシャツ。

無駄が一切省かれた肉体に。

白い顔。
黒く縁取られた目。
もじゃもじゃの髪。


キャプテン = メッキ・メッサー = 三上博史 = は
悪趣味のカタマリのようないでたちをしていた。


怪しく、
妖しい。

あやしすぎる。


これを着こなせるのは
メッキか
TMレボリューションくらいだろう。





処刑の前に 金網の檻に投獄されるメッキ。

さけもとさんたち4人の演者の手によってグルグル回されながら動くその檻の中で
メッキは
金網をつかみ、つかまり、よじ登り、ぶら下がり、もがきながら、 歌う。


「回る檻」 に、
権力や体制や世間に翻弄されるメッキの苦悩が投影されている!!! 
  …のかどうかはアタシは知らん!!!

けど、あの中であんな風に歌っている彼に、
ただただ目を見開いて、見とれて、
私はハラハラしながらつぶやくんだ。
「三上、スゲェ



そして愛してます。




 ピーチャム  デーモン小暮閣下 


娘ポリーを取り返すために、何とかメッキを陥れようと画策するピーチャム。

こじき商会の社長である彼 =閣下= は、
初老を思わせる、グレーのグラデーションが波打つ髪に
しぶいグレー系のスーツ、ネクタイ(黒いひも?)まで巻いており
さすが、この辺を取り仕切るボスらしい服装だ。

メッキと対照的にシックな様子だが、
やはり乞食のボスだけあって
ジャケットの下部分は、何と途中からブルーシートで仕立てられていて
小ワザが効いている。

左足のヒザから下は、くさりかたびらを思わせるような型がはめられており、
あるときはつえを駆使して立ち、
またあるときは車椅子を自在に操る。

警官ともみ合いになり、倒されるシーンでは
受身を使ってクルクルと転がって倒れて見せ、

また、歌いながら正座でぴょんぴょんはねて前に進むというワザも披露し、

義足という設定で動きが制限される中でのかるわざ。

とても10万歳を超えたお年とは思えぬアクションだった。



メッキと顔を合わせたときの「やっと会えた」というピーチャムのセリフでもわかるように、
二人とも出番は多いのに、二人が直接絡むシーンは最後の方だけ。
ワタシ的には少しサビシイ気もするが、
こんな重要な二人が顔を合わさず物語が進むというのもまた一興。



貧しさを生き抜いてきたピーチャムの発言は過激で欺瞞的ではあるが
人間の本質をついてもおり
悪魔が演じればなおのこと、ピッタリはまる。


渋く、カッコイイ。音楽劇向きの歌声がイイ


そして愛してます。






 ポリー   安倍なつみ 


ボサボサ髪を二つに結わえて
白い顔にパンダ目のメイク。

ミニのウェディングドレスを着て
内またに足を開いてカマトト立ち。

クルクル変わる表情。

メッキが好きで好きでたまらないポリーは、バカっぽくて可愛く、強く、
なっちと知らずに見たら、最後までわからなかっただろう。


ミニスカが短かすぎて
2列目で見たとき、パンツが見えた



ポリーがソロで歌うシーン。

手首を曲げた、あの独特のマイクの持ち方!!!  スゴイ!!!

完全に別の世界へイッちゃってて、ステキだった。





 ジェニー   秋山奈津子 


最初のシーンの女性が、ジェニーって、
1回観ただけではわからなかった。

だって冒頭の彼女は若くて可愛い女の子。
ジェニーは円熟の女性。

気づいたときにはビックリした。
ホントの秋山さんは、一体どっちなんだろ?って。



大人っぽいムラサキのシンプルなドレスを身にまとったジェニーが
ステージ右端に黙って立っているとき
舞台上ではジェニーに関係なく話が進んでいるんだけど
ただ静かにたたずんでいるだけのジェニーの、
肩や背中が、立ち姿が、
あまりにキレイで、見とれた。
(こん時… 1回目。右端で見てたからさ。)



声や歌は、ドスが効いててド迫力。 こわすぎ。こわキレイ。



女にとってはメッキは愛憎渦巻く対象で
ジェニーもいろんな思いをしただろうが、
いっときでもメッキと暮らしたジェニーに
私は嫉妬する。





 タイガー・ブラウン   田口トモロヲ 


メッキとは生きる方向がまったく違う方へ行ってしまった戦友であり親友のブラウン。


TVのイメージよりソフトで毒がなかったトモロヲさん。

あえてニュートラルに演じてた?

ブラウンもトモロヲもきっとメッキを本当に想っていたんだね。

檻の中でメッキとキスしたので
やっぱり嫉妬さる。





 ピーチャムの弟子   石井則仁 


ピーチャム閣下のそばに黙ってついている、
付き人のような。

出番でないときにもステージにそっと座っていた不思議な空気みたいな。

外国の修行僧のようなあやしい風貌。

あのしなやかな動き。

独特の存在感。



ダレっ!!??



(ダンスの人らしい)





 ジミー   さけもとあきら 


短パン  グラサン  ヘンなTシャツ

スキンヘッド  いかつい体格


しゃけさん、見た目、こわすぎる。


けれど仲間(メッキの子分たち)と居るとき、おちゃめなジミー。

チーフが無い!と怒られ、
キャプテンより先に飲み物を飲んで怒られちゃう。 ダメダメジミー。


檻をグルグル回すときは、ドキドキしました。


また大阪に来てください。

腹が割れるの、期待してます





 ピーチャムの妻・ポリーのママ   松田美由紀 


松田のボリュームには圧倒された。


そして、あの顔、あのオーラは、
アニメから抜け出たそのままの悪女。

悪魔(閣下)よりもっと悪魔っぽく、魔女キャラ、はまりすぎ。


ピーチャムとピーチャム夫人。

大人っぽい二人で
悪魔と魔女という意味でもお似合いで。

(やっぱり少々嫉妬しる。)

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