ひとつの舞台を3回観るということ

同じものを何度も観れる喜び


同じものの中の「違い」を見つける楽しみ



舞台を何度も観るということは、この二つの楽しさがある。


            



同じものの中にある「違い」 とは、

アドリブとか、ハプニングとか、客席の空気感とか。
カーテンコールでの役者さんたちの様子とか。 である。



完成された舞台なら、アドリブやハプニングは無い方が良いのかもしれない。

けれど、ちょっとしたものは、おまけ的要素があり、ウレシイものだ。



「三文オペラ」


新入りの乞食フィルチ(加藤 啓さん)がピーチャム(閣下)に会いに来るという最初の方のシーン。

フィルチが客席から登場し、ステージへ急いで駆け上がるのだが、
初めて観た(5/6)とき、彼はステージへの段でつまずき、客席の笑いを誘っていた。
わざとかと思ったが、あとの5/8・9の2日間は、つまずかなかった。



(千秋楽=5/9=では、彼は、登場の際、つまずきはしなかったが、もっと悪いことに
 遅れてきた観客がスタッフに案内されて、通路で席の確認をしている真っ最中に
 彼の出番がやってきて、勢いよく飛び出してきたはいいけれど
 通路が通りたいのに通れず、待たされるという事態も。
 なんて間が悪いことに。しかも何でよりにもよってそこの席!?)



また、フィルチは観客に絡む場面がある。
持っていた雑誌を
普段の商売のように、売りつけようと・・・ 客席の一番前に座っている人に向かって
買ってくれないか と交渉するのだ。


みな、一瞬驚いて、次には手を顔の前で振って、「いらない」ってポーズをするようだけど、

5/8のターゲットは違った。
フィルチのしつこい口調に、サイフを出して、お金を渡したのだ!

驚いたのはフィルチの方。

「本当にいいのか?」って表情で小銭を受け取り、

「ひぇー 初めて売れた!!」と思わず言った。

場内、大爆笑。



そのあと、
一度くしゃくしゃにした「与えよ、さらば与えられん」と書いた大きめの紙を
ピーチャム(閣下)の弟子が、拾って、もう一度広げて見せて、
フィルチに読ませる。  ってところでは

くしゃくしゃにしすぎちゃったせいで、うまく広げられず、
なんとか読めるように広げようと弟子は焦ってるんだけどどうしてもうまくいかず

「与」の字しか見えへんやろ!! ってことになった日があって。


もう・・・ワタシはおかしくて仕方なかったんだけど、(^^;


ここで読めないままだと、ラチがあかない・本筋を進めなくては!! と思ったんだろう、
しばらくガマンして待っていたフィルチは、
「与」しか見えてない紙を見ながら、とうとう

「与えよ、さらば与えられん」 を、ちゃんと読んだ!!



弟子とフィルチ、二人の気持ちを推し量り
ここは引きずったらアカン。するっとスルーしたげなアカン。って思いつつも

「読めへんやろー それでは!」って思って、笑いを鎮めるの、苦労したんだっ。



            



同じものを何度も観ると
いろんな見方をしてしまう。


「なんで、巨大人体模型がここにあって
それがテーブルになってんだ!?」 とか

メッキがテーブルの上に立って、
つえで、あんなに「ダン!!ダン!!」って叩いて大丈夫なんだろか?ってハラハラしてみたり。

「メッキとブラウンが投げるグラス、あの板に当たってから、どうなってるんだろ?」 とか。


気づくことが出てきて、突っ込みどころが増える。




3回観ると、物覚えの悪いワタシでも、登場人物の動きもけっこう覚えちゃうもので。

他でもない三上と閣下の動きだったらなおさら。



ジェニーが、
「ハムスターのグルグル回るわっか」みたいな装置の中に入り
(巨大ハムスター車?)
最終的に逆さづり状態になっているのに目が釘付けになっている間に
三上(メッキ)が暗い客席の向こうの扉から警官スミスと一緒にそっと入ってくるはずだから。と
左側の扉を、目をこらしてジッと見ちゃったりなんかしちゃう。

(アマノジャクな見方だ!)



このシーンのあとで、閣下はここの通路に出てきて、歌うはずだから
しっかり見て、
匂いをかがなくちゃ!! とか (コラッ!!)



(夢 =非現実= を売る商売の人はホントタイヘンだ。
 匂いまでかがれちゃうんだから。)



チケット申し込みから当日まで。
観てるあいだ。
観終わったあと。


3回観て、
何回も噛んで、味わって
これでもかと楽しんでます。



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